【準備編】
青色申告
青色申告は、節税テクニックではなく「事業として継続する人のための制度」です。
Amazon中古物販を事業として伸ばすなら、白色申告ではなく青色申告を前提に考えてください。
ここでは、なぜ青色申告を選ぶのか/何をいつまでに出すのか/どう運用するのかを、説明します。
青色申告の制度的位置づけ
事業者向け制度という前提
青色申告は、帳簿をきちんと付ける代わりに、税務上の優遇を受けられる制度です。
対象は「事業所得」であり、継続的に利益を出す意思がある人向けに設計されています。
Amazon中古物販は、
- 仕入れ
- 在庫
- 販売
- 経費
が明確なため、青色申告との相性が非常に良い事業形態です。

白色申告非推奨の理由
節税メリットの差
白色申告と青色申告では、受けられるメリットが大きく異なります。
青色申告では、条件を満たすことで
- 最大65万円の特別控除
- 赤字の繰越(最大3年)
が可能です。
一方、白色申告にはこれらの制度がありません。
同じ利益でも、最終的に残るお金が変わるという点が最大の違いです。
将来不利の回避
最初は利益が少なくても、
- 利益が出てから青色に切り替えよう
という判断をすると、その年は白色申告しか選べません。
事業として続ける意思があるなら、最初から青色申告を前提にしておく方が合理的です。
青色申告に必要な提出書類
必須書類の全体像
青色申告を行うために必要な書類は、次の2点です。
- 個人事業の開業・廃業等届出書(開業届)
- 青色申告承認申請書
この2つは、同時に提出するのが実務上の基本です。

提出期限の重要性
青色申告承認申請書には期限があります。
- 原則:事業開始から2か月以内
- もしくは:その年の3月15日まで
この期限を過ぎると、その年は青色申告が使えません。
判断を先延ばしにすること自体が、実務リスクになります。
会計ソフト前提の運用判断
手書き・Excelの非現実性
青色申告では、日々の取引を帳簿として残す必要があります。
初心者が手書きやExcelで対応しようとすると、ほぼ確実に挫折します。
- 記帳が続かない
- 集計ミスが出る
- 確定申告前に地獄を見る
このため、会計ソフトの使用は前提条件と考えてください。
会計ソフト使用の判断基準
会計ソフトを使うことで、
- 仕入れや経費の自動整理
- 損益の可視化
- 確定申告書類の自動作成
が可能になります。
これは節税以前に、事業の数字を正しく把握するための道具です。

初心者が誤解しやすいポイント
税金が増えるという誤解
青色申告や開業届を出すと、税金が増えると思われがちですが誤りです。
税金は「利益」に対してかかります。
青色申告は、税金を増やす制度ではなく、減らす制度です。
最初は完璧でなくて良いという前提
最初から完璧な帳簿を作る必要はありません。
重要なのは、
- 会計ソフトに入力する
- 数字を見る習慣を作る
という点です。
精度は、事業を回しながら上げていけば問題ありません。
初心者向け結論整理
判断基準としての結論
完全初心者であっても、
- 事業として中古物販に取り組む
- 継続的に利益を目指す
- 数字を管理する前提で動く
この条件を満たすなら、青色申告は必須判断です。
青色申告の正しい捉え方
青色申告は、
- 節税のためのテクニック
ではなく、 - 事業者として成長するためのインフラ
と捉えてください。
この前提に立てるかどうかで、後の伸び方が変わります。